MRDBのサポート切れに対応できる開発会社を探しています
会社でMRDBを以前導入していたものの、サポート切れになってしまい困っています。
いろいろ調べてみると「Access(アクセス)」というソフトがあり、作り変えてくれる会社もあることを知りました。そもそもアクセスって本当に必要な機能を補えるのかどうか、実際に使ってみて不便さを覚えることがないのかなど、気になる点もたくさんあります。
MRDBのサポート切れ後の対応について調べてみてわかったことをまとめてみました。
MRDBのサポートが終わった背景
MRDBとは、TDCソフト株式会社にて開発され販売されていたソフトです。Windowsアプリの開発・保守に特化していることもあり、事務仕事にとって欠かせないツールとして知られています。最新バージョンはMRDB NEと、日本語の関数が使えたことや処理のパターン化ができることもあり、使いやすさにも定評がありました。応用性にも優れていることもあり、必要な機能を追加して使える点なども便利に感じていました。とはいえ、2014年にサポートが終了したこともあり、そのままでは使えない問題も出てきました。システム開発として使用していたものの、今では入れ替えを必要とする事態に変わっています。
当初はMRDBをそのまま使っていたものの、いざ故障してしまったときや操作方法で困ったときに、MRDBのサポートが使えない点がネックに感じるようになりました。
マイクロソフト社のAccess(アクセス)とは?
そこで、当社でも候補に上がったのがマイクロソフト社のアクセスです。データベース管理システムでもあり、今も開発や販売が継続されているのが特徴です。比較的誰でも使いやすい操作性や柔軟性をそろえていることも特徴です。データを関連付け管理するリレーショナルデータベース機能や、視覚的にも使いやすいフォームやレポートの作成を実現します。
画面や帳票作成などすべてオリジナル開発ができる点も特徴です。他の開発ツールを使って行うこともできますが、機能によって別の会社のソフトを利用しなくてはいけなくなるため、他の技術者への引継ぎ作業などが難しくなってしまいます。もし、今までシステム開発していた担当者が辞めてしまったとしても、引継ぎせずとも開発作業ができるのも特徴です。事例も多く誰でも使いやすいのが、マイクロソフト社のアクセスの良さです。
現在は、アクセスを使っている企業が多くなっています。
MRDBの引継ぎは専門業者に依頼する必要がある
当社のようにMRDBのシステムを使っていたものの、不具合を感じてアクセスに変更する企業が増えているそうです。アクセスへのデータ移行を行うにしても、間違えた方法で消してしまったり外部に漏れてしまうことがあっては、会社の信用問題にも関わります。サポートが終了してしまっていることもあり「問い合わせる」ことはできません。そのため、MRDBからアクセスへの引継ぎ作業を専門業者に依頼する人も多いそうです。専門業者によってもやり方には違いがありますが、既存のMRDBのデータを解析したうえで、アクセスで継続的に使用できるようなシステムを構築していきます。
そのためにも、システムやデータの分析に十分な時間をかける必要があります。また、移行した際にどのような課題が出てくるのかを洗い出すことも欠かせません。課題に対して対処
できるのかを考えておかないと、後々トラブルになってしまうことも考えられます。
他にも、実際に利用できるデータや削除していいデータ、残すべきデータを洗い出す作業も必要になってきます。膨大なデータのなかにはすでに使っていないものもあるため、余計に引継ぎしてしまうと、作業が増えてコストがかかる場合もあります。他にもMRDBのシステムで使えなかった機能はないか、移行後に追加したい機能があるのかも確認します。一言で引継ぎといってもさまざまな作業を行う必要があるため、手間も時間もかかってきます。
MRDBからアクセスに移行するとどんなメリットがある?
MRDBからアクセスに移行するといっても、システムを動かすのはとても時間がかかります。サポートが終わっているためいつかは作業が必要になることはわかっていても、すぐに行う必要があるのか迷っている人もいると思います。実際に、MRDBからアクセスに移行したことで、どのようなメリットがあったのかをまとめてみました。
システムとしての利便性を向上できる
MRDBからアクセスに移行したことによって、今までできなかったシステムを追加できるようになったことは大きなメリットだと感じています。アクセスはWindowsとの相互性に優れているため、システムを構築するときに旧システムではできなかった機能を追加することもできます。もっとこういう機能があったらいいのにと思っていた機能を追加することも可能ですし、時代に合わせて追加しておきたいシステムを選ぶことも可能です。利便性を向上させ、今の時代に必要な機能を追加することで業務の改善にも繋がります。
万全な保守体制が得られる
システムはもしものときにすぐに相談できるかどうかも重要になってきます。そのため、困ったときに相談でき、修理対応をしてくれるような専門業者が必要になります。MRDBは販売も保守対応も終わってしまっているため、困ったときは自分たちで対応しなくてはいけません。他の業者に依頼したいと思っても、保守点検ができないシステムは対象制限になってしまうことも考えられます。アクセスに移行することによって、万全な保守体制が期待できるようになるため、安心してシステムを使えるようになります。
誰でもシステムを使いやすくなる
アクセスは必要な機能をあとから追加できるなど、柔軟性に富んだソフトとしても知られています。システムを導入しても、使える人が限定されている状態では、思うような効果は期待できなくなってしまいます。操作方法についての研修を行うなどの時間もとられるようになってしまいます。その点、アクセスは使い方も簡単ですし、システムについてのノウハウを持っていない人であっても使いこなせます。誰でもシステムを使いやすくなる点を考えても、大きなメリットといえるのではないかなと思います。
MRDBからアクセスに移行するデメリットは?
MRDBからアクセスに移行することでたくさんのメリットがある一方で、デメリットもないとは言えません。例えば、MRDBからアクセスに移行する作業は、専門業者でないとできないこともあり、一定以上の費用がかかることになります。専門業者によって金額も変わってきますが、ややコストがかかることに対してデメリットに感じることもあると思います。また、システムを変更することに対して、社内の同意を得られるかどうかも関係してきます。サポートがないにしても、使い慣れているソフトを変更することに対してなかには反対する人も出てくるかもしれません。社員の協力なくしてはできないことでもあるからこそ、アクセスに移行することでどのようなデメリットがでてくるのかを理解することも必要です。
まとめ
MRDBからアクセスに移行することによって、安心してシステムを使えるようになったり、欲しい機能を追加できるなどたくさんの良さがあると実感できました。システムのサポートが終わってしまったときは戸惑いましたが、アクセスを使えると知り、今では安心して利用できるようになったことで社内でも積極的に活用していきたいと思います。